昨年秋に我が家にやってきたブロニカ。
試し撮り、というかフィルム装填と給送のチェックをしたのみで結局越年してしまったのですが、久しぶりに時間ができたのとお天気が良かったのでフィルムを詰めて外へ持ち出してみました。
とはいえ、コンパクトデジカメや35mmカメラのように肩からひょいとぶらさげてブラブラというわけにはいかず、ボディに65mmの広角と250mmの中望遠、交換用のフィルムバックに露出計、三脚というものものしい装備に。
これじゃ「撮影行」になってしまって「お散歩」とは言えませんな。目的地は近所の公園ですが。
現地に到着したときにはうっすらと汗ばむような状態だったので、一息入れて撮影開始。
まあ、何か「作品」を撮ろうというような気合いはないので適当に撮り始めたのですが、35mmの時のようにサッと構えてパシャッ、というわけにはいきません(いや、別にそういう撮り方をしてもいいんですけど、非力な私には賢明な方法とはいえません)。
まず三脚を立ててからカメラを固定し、パン棒なんかを調整しながら構図を決め、ファインダーを覗いて内蔵のマグニファイアでピントを合わせ、ポケットから露出計を出して測光し、絞りとシャッターを合わせてからおもむろにレリーズ、とこんな流れになります。
慣れた人なら何でもないんでしょうが、それまで35mmカメラを手持ちで、しかも内蔵の露出計を使った撮影しかしたことのない私にはちょっと大変です。まごまごしていると光線の具合が変わってしまい、もう一度測光のし直しなんてことも度々ありました。
でも、こうした手順も数回繰り返すと何だか儀式めいてきて、楽しくなってくるんですね。感性のおもむくままシャッターを切り続けるのも楽しいですが、ウエストレベルの広大なファインダーを覗きながらじっくりと撮影するのもまた乙なものです。結局フィルム2本(20枚)を撮るのに3時間ほどかけて引き揚げてきました。
ニコンがラインナップを大幅に縮小したり、コニカミノルタが撤退を発表したりと、全体としてはあまり明るい話題のない銀塩写真の世界ですが、私個人にとっては新しい世界が広がった感じ。勢いで買ったブローニー判のフィルムがまだあるのでボチボチ楽しんでいこうと思います。
もっとも中判カメラで撮ったからといって写真の腕が上がるわけではないので、現像から上がってきたフィルムをみて orz してしまう可能性もあるわけですが。